偉大な王様になりたい!




あなたは王様にしてくれるよう

ドロンに願いました。


 わかりました。その願い、かなえてあげましょう。
ちちんぷいぷいあぶらかたぶら…

王様になれ!
 






おめでとうございます!
あなたは王様になりました!素晴らしい!




 願いは叶えてあげました。

それではごきげんよう。

さようなら
 









 

などというと思ったか!?

ガハハ!愚か者め!!

封印さえとかれればお前はもう用なしよ!

ご苦労だったな! 


何と言う事でしょう!

ドロンは悪しき龍だったのです!

奴の両目から邪悪な死のビームが

放たれようとしています!



 死ィィィィィ!!  


死ぬ!

あなたはそう思いました。



ところがどっこい!?








  陛下!

危ない!!



何と家臣の魔術師があなたの前にしゃしゃり出てきてではありませんか!



 なにぃ!?  





邪悪な死のビームと正義の死のビームがぶつかり合う!





そして…!





 信じられん!  




魔術師のビームがドロンの眉間を貫いたのです!






正義が勝った!

ドロンはドロドロの泥に戻ってしまいました!

世界に平和がもどったのです!





あなたは家臣の魔術師に言いました。










家臣よ! よくぞ我が命を救った!

褒めてつかわす!


 
はっ!

恐悦至極に存じます
 



うやうやしく頭を下げる家臣。

その謙虚な態度に王様は気をよくしました。


私はお前のような男を待っていた。

望みの褒美をとらせる。

さあ、何が欲しい?

金か? 地位か?

それとも無敵の力か?




   どんな願いを何でも

一つだけ叶えてやろう!




家臣は言いました。




はっ!

それでは

恐れながら望ませて頂きます!


私の願いは……






 
貴様の娘、

プリンセス・ムチョリンチョだ!


 




え?










王家に呪いを!